Toru Miyagi Graduation Works
2008年12月、卒業制作発表を控えた日大芸術学部在学(当時)のアニメーション作家、宮城亨氏のプレ発表会を実施致しました。2009年1月の卒業制作発表を前に、制作物に対する観客からのニュートラルなフィードバックを得ることを目的に開催しました。
第一部では、宮城氏による過去の映像作品上映、その場で似顔絵デッサンにアニメーションとアフレコをつけるライブパフォーマンスを実施。質感のよい無印良品の再生紙に描いた似顔絵を、スキャンし、フォトショップでアニメーションをつけていく独自の制作手法は、他のクリエイターの刺激にもなったようです。また、自身の似顔絵に動きと音声がついていく過程に、普段アニメーションに触れる機会の少ない観客も驚いていました。
第二部では、いよいよ発表予定の卒業制作作品の上映。上映中の観客の表情・空気を感じ取ろうとする宮城氏の真剣な表情が印象的。「登場人物のあのセリフが理解できなかった」「一番盛り上がるはずのポイントがぼやけていた」など、アニメーション作品を見慣れていない観客からフィードバックを引き出すという貴重な機会を創出することができました。
宮城氏はこの上映会で得たフィードバックをもとに、12月に作品を再編集、日大芸術学部 学部賞を受賞。観客の立場に立った制作を見事に体現しました。

